募集要項


高知文学学校第70期へどうぞ

○ 趣旨

高知文学学校は1957(昭和32)年11月10日に開校しました。半世紀をこえて、多くの人々とともに高知の文学土壌をたがやし、みずからの手で文学を生み出そうと歩んできました。日々の暮らしのなかで自分をみつめ、社会をみつめ、希望をいだき、皆が学び、文学をわがものにしていこうという学校です。そのため、過去の文学にはどんなものがあったか、また、それらをどう鑑賞していくか、テーマをと らえ、表現するための言葉の選び方、文の書き方など、文学史、創作方法、鑑賞、批評などについての知識や能力を気楽に習得することを目ざしてきました。 よい文学を味わいたい方、文章を自分のものに したい方、将来すぐれた文学作品をものにしたい方もここで勉強して下さい。

創立当時の趣旨に「高知に文学土壌を培い、人間と社会の真実と美を高く謳った香り高い文学を、この高知の土地からつぎつぎと生みだしたいものです」、「文学同好の方よ、 高知文学学校のメンバーに加わって下さい」とあります。 この呼びかけに応じ、これまでに4000人を超える方々が巣立っていきました。

本校で学んだ方々は、文学を日常に生かし、みずからの作品を出版し、文学賞を受けた方もたくさんいます。そんな営為が評価され、 高知文学学校は2005年に高知県文化賞を受けました。

私たちは高知の文学の質とレベルを高めるため、今後ますます 「高知文学学校」を充実させてゆきた いと思っています。 ぜひ高知文学学校第70期にご参加ください。 

○ 要項

在 学 期 間    2024年4月3日 (水) ~ 2025年3月19日 (水)

場 所    高知市文化プラザ「かるぽーと」11 階大講義室

曜 日    原則水曜日(講義内容により変更あり)

時 間    午後 6 時~7 時 20 分

入 学 資 格    16 歳以上の方なら、どなたでも入学できます。

募 集 人 員    30 人

入学金受講料    入学金および受講料は、全期間を通じ 15,000 円です。申し込みの際に一括納入していた

だきます。ただし、テキストの『高知文学』第50号の代金を含みます。

申 し 込 み   期間:2024年3月1日 (金) ~ 3月31日 (日)。下記の方法にて行います。

1. ホームページから: アドレスは、http://kochibungakugakkou.amebaownd.com です。

2. 郵便局から: 払込用紙に、口座番号を「01680-0-43466」、加入者名を「高

知文学学校」とご記入下さい。あわせて通信欄に下記入学願書の事項をご記入下さい。

3. 葉書で: 『〒781-0832 高知市九反田 2-1 高知市文化プラザ 8 階高知市立中央公民

館内 高知文学学校』へ郵送下されば、高知文学学校が作成した専用の払込用紙をお

送りします。通信欄に下記入学願書の事項をご記入下さい。

4. 教室で: 申し込み期間中、無料のオープンキャンパス(3月6日、3月13日、3月 20日、会場は 「かるぽーと」 11 階大講義室)を実施いたします。下記入学願書を添えて教室にてお申し込み下さい。

そ の 他 課程表は、講師、天候等のやむをえない事情で予定を変更することがあります。

2年目以降も退学の希望がない限り引き続き在籍となります。

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高知文学学校 第70期 入学願書

入学金および受講料を添えて入学を申し込みます。             2024年  月  日

〒(   -    )

                            自宅電話(   ―    ―    )

住所                          携帯電話(   ―    ―    )

氏名 (ふりがな)                        年齢 (   歳 )

  高知文学学校運営委員長 殿

課程表と講師
第70期 課程(2024年)

○第 70 期課程表(2024 年度:2024 年 4 月~2025 年 3 月) かるぽーと 11 階大講義室 午後 6 時~7 時 20 分

月/日 講 義 題 講 師

4/ 3(水) 開講式―文学ってなに? 新入生をかこんで

4/10(水) 寺田寅彦「備忘録」について 高知県立文学館学芸員 川島 禎子

4/17(水) 詩を読む 詩を書く 詩集『夢の途中』著者 やまもと さいみ

5/ 1(水) 「人間詩」 川柳 『川柳木馬』同人 内田 万貴

5/ 8(水) 『竜馬がゆく』のスリルとサスペンス

*文章教室①作品〆切 元土佐中高等学校国語教師 広井 護

5/19(日) 文学学校総会      運営委員・在校生等参加

5/26(日) ピクニック―新入生歓迎交流会 城西公園

6/ 5(水) 近代文学とジャーナリズム

*『高知文学』第 50 号教室販売開始 高知新聞社学芸部長 天野 弘幹

6/12(水) 俳句が生き残る理由・他 俳誌『蝶』代表 味元 昭次

6/19(水) 文章教室① 高知文学学校運営委員 小松 幸恵・浜田 幸作

7/ 3(水) 自由民権の名文句 高知市立自由民権記念館館長 筒井 秀一

7/10(水) 島尾ミホと〈語り〉

~〈南島〉へのまなざしから見えるもの~ 高知工業高等専門学校准教授 翁長 志保子

7/14(日) 『高知文学』第 50 号合評会 13:00~ 17:00

小松 幸恵・杉本 雅史・広瀬 弘章(文芸誌『風土』同人)・ほり 啓・米沢 朝子

                       ~ 8 月 は 休 講 ~

9/ 4(水) 今期の芥川賞について 文学プロジェクト『珍』主宰 ほり 啓

9/11(水) こどもの本から世界が見える~戦争と平和~ 土佐町読書推進コーディネーター 古川 佳代子

9/18(水) 今期の直木賞について *文章教室②作品〆切 高知文学学校運営委員 弘瀬 誠一・内山 眞知子

10/ 2(水) 戦時下と無頼派文学―坂口安吾・太宰治の言葉― 高知県立大学文化学部准教授 田中 裕也

10/ 9(水) 現代短歌の世界 高知新聞歌壇・『高知アララギ』選者 井上 佳香

10/16(水) 文章教室② 高知文学学校運営委員 杉本 雅史

文筆業 津田 加須子

11/ 6(水) 教養小説の伝統とその崩壊 高知大学名誉教授 瀬戸 武彦

11/13(水) 菊池寛「恩讐の彼方に」「青洞門物語」と国語科教科書 高知大学人文社会科学部教授 田鎖 数馬

11/20(水) 西郷文芸学:イメージの筋 元中学校教諭 山中 幸三郎

12/ 4(水) 田宮虎彦の文学 文筆業 津田 加須子

12/11(水) 小説とスポーツ 高知大学人文社会科学部教授 高橋 俊

12/21(土) 文学学校忘年会 高知会館 第 70 期生・在校生・講師等参加

1/ 8(水) 夏目漱石『坊っちゃん』その時代と今

*文章教室③作品〆切 高知県立大学文化学部准教授 友原 嘉彦

1/15(水) ドストエフスキー『死の家の記録』を読む 詩誌『兆』同人 西村 雅人

1/22(水) 村上春樹の楽しみ方『風の歌を聴け』 エッセイスト 小松 幸恵

2/ 5(水) 文章教室③ 高知文学学校運営委員 西村 雅人・米沢 朝子

2/12(水) 『史記』その六 元高等学校国語教師 山本 千穂

2/19(水) 地中から知る歴史の真実 土佐史談会会長 宅間 一之

3/ 5(水) 今期の芥川賞について 文学プロジェクト『珍』同人 米沢 朝子

3/12(水) 今期の直木賞について 文芸誌『風土』同人 杉本 雅史

3/19(水) 修了式―文学に応えて 修了生をかこんで